こんにちは!国内外問わず出張ばかりしているサラリーマンの一政です。
今の時代、LINEやYouTubeなど、どこにいてもスマホやノートPCは手放せませんよね。
出張や海外旅行でもそれは同じ。そんな時にはポケットWiFiを持って行くんですが、よく考えて契約しないと損することもあります。
月契約が良いか、短期レンタルが良いか、どちらが得なのか迷うこともしばしば。
それに毎回レンタルするのは手間がかかって面倒だと感じていました。
ところがそんな悩みを解決してくれそうな全く新しい料金システムのモバイルWiFiが登場しました。それがTripWiFi。
このTripWiFiがどんな人に対してメリットが最大化されるのか検証してみたのでお伝えします。
基本料金無料のTripWiFiとは
TripWiFiは「長期契約でもない」「レンタルでもない」、モバイルWiFiルータ(ポケットWiFi)の新しい使い方を提供してくれています。
- 最初に機種を購入
- 専用アプリをスマホにインストール
- 好きな時に必要な分だけ課金してWiFiを使う
- 国内でも海外でも使用可能
- 課金していない期間の基本料金は無料
これらの特徴がとんなメリットをもたらしてくれるのか、解説していきます。
独特な料金システム
TripWiFはまず初めに機種を購入する必要があります。長期契約なら月額料金に分割で上乗せされている機種代金の部分です。
購入した時点でWiFi端末は自分の物です。
つまり今後一切、業者との手続きが発生しないということ。契約更新の時期を気にする必要は無いですし、料金プランの見直しなども不要です。
機種購入後は自由に使えることになります。何にも束縛されず基本料金も無料です。
必要なのは専用アプリとアカウントだけ、というシンプルなシステムになっています。
専用アプリで課金
基本料金無料のTripWiFiは、専用アプリから課金(チャージ)することで通信できるようになります。
複数の料金プランの中から自分に都合の良いものを選んで課金して、あとはスイッチを入れるだけで、自動で最適な電波を拾ってくれます。
課金プランの期間が終わるか、データの上限に達すれば自動で終了します。
勝手に追加料金が発生することはありません。自分で追加課金するのはいつでもどこでも可能で、旅行中に「足りないな」と感じたらその場で追加できます。
専用アプリはWiFi端末のQRコードまたはAppStoreかGooglePlayからインストールできます。
料金プランの種類
料金プランは地域別にパッケージが用意されていて、行先を含むプランを選んで課金します。
国内プラン
国内はギガ別で1GB・3GB・7GBの3つのプランが用意されています。期間はすべて30日間のプランです。
話はそれますが、このプランのおかげで「iPad」の購入にも大きな影響がありそうです。
セルラーモデルは高額なうえ毎月の基本料金もかかりますので、WiFiモデルのiPadを購入しておき、必要な時だけTripWiFiに課金するといったことが可能になります。
海外プラン
海外は地域別にパッケージ化されていて、すべて1GBで7日間のプランになっています。
すべてのプランをご紹介するととんでもない量になりますので、ここではアジアを例に解説します。
例えば・・・
①中国へ出張するなら500円のプランに課金すればOKです。
②香港で1泊してからシンガポールへ行く場合は、700円のプランに課金すればOKです。中国・韓国・香港は全プランに含まれているためです。
③タイとシンガポールを周遊する場合は、同じエリアなので、700円のプランに課金すればOKです。
④マレーシアとシンガポールを周遊する場合は、別のエリアなので、500円のプランと700円のプラン両方に課金することになります。
このように、自分が訪れる国がどの料金プランに含まれているか確認して、専用アプリから課金することになります。
TripWiFiのデメリット
画期的なシステムでWiFiを使えるTripWiFiにもデメリットはあります。
- 機種購入で最初の出費が大きい
- 機種を紛失した時の保証がない
- 紛失したら他人に使われないようアカウントを停止することになる
- 料金プランに使用日数の選択肢が無いため多少の無駄は発生する
- 課金の頻度が多すぎると月契約より高くなる
- 課金の頻度が少なすぎると機種購入の負担が大きく感じる
こんな人にはマッチしない
- 毎週使うなど使用頻度が多い人またはデータ使用量が多いヘビーユーザーは、結局、切れ目なく繰り返し課金することになるから月契約の方が適していて、TripWiFiはマッチしない。
- 年1回など使用頻度が少ない人は、金額的にはレンタルの方が適していて、TripWiFiはマッチしない。ただし、金額よりも利便性を求めるなら、TripWiFiを持っていることでレンタルの手間を省略できる。
TripWiFiのメリット
- レンタルは手続きが必要だがTripWiFiはアプリで完結できる
- レンタルのデメリットであった受け取りや返却の手間がないので即日利用可能
- 好きな時に自由に課金して利用できる
- 予定外の国へ行ってもその国のプランに課金するだけで利用可能
- 悪天候などで滞在日数が延びたとしても追加課金するか自分で決められる
- いつでも使えるので急な出張でも何も問題ない
こんな人にマッチする
- 月契約だと無駄が多く、レンタルだと間に合わない、中間に位置する人にベストマッチします。
- 先ほども述べましたが、金額面よりも利便性を優先する人にマッチします。
レンタル比較シミュレーション
国内と海外の両方でWiFiを利用するために考えられる手段は2つありました。
1つは、国内用のモバイルWiFiを長期契約し、渡航するときには海外用のモバイルWiFiをレンタルする方法。例えば、国内ではUQ WiMAXを長期契約、渡航時にイモトのWiFiをレンタル。
もう1つは、初めから国内と海外の両方で使えるボーダレスなモバイルWiFiを長期契約する方法。例えば、Skyberry(スカイベリー)を長期契約。
渡航の頻度でどちらにするか選択していたわけですが、どちらにしてもヘビーユーザー向けのサービスでした。
そこで3つめの手段としてのTripWiFiが、ライトユーザーからミドルユーザーにとって使い勝手が良い選択になり得ます。
それでは、短期使用ではTripWiFiとレンタルWiFiのどちらが料金面で優れているのでしょうか?イモトのWiFiを例に比較してみます。
レンタルと比較①2泊3日の中国出張
TripWiFi:500円(7日間で1GB)
イモトのWiFi:3,840円(1日500MB×3日)+手数料500円
レンタルと比較②7泊8日のハワイ旅行
TripWiFi:1,000円(7日間で1GB)
イモトのWiFi:11,060円(1日500MB×7日)+手数料500円
ギガが不足すれば追加チャージが必要ですが、最低金額ではこんなにも違いが出ます。
この結果を見ると、TripWiFiはレンタルWiFiの上位互換になることが分かります。
ただしTripWiFiは機種を購入していますので「年に何回行くのか」によって、レンタルの方が勝ることもあるでしょう。
もう少しレンタルとの比較を続けます。
年に何回使えば得なのか
TripWiFは最初に機種を購入しますが、当然バッテリーの劣化などで買い替えることも考慮しておかなければいけません。
ここでは2年使い続けると仮定して検証します。
~検証条件~
アメリカに3泊4日で、データは最小、イモトのWiFiは早割料金で計算。
年1回渡航(×2年)
TripWiFi:21,580円(1,000円×2+機種19,580円)
イモトのWiFi:11,080円(5,040円×2+手数料500円×2)
年2回渡航(×2年)
TripWiFi:23,580円(1,000円×4+機種19,580円)
イモトのWiFi:22,160円(5,040円×4+手数料500円×4)
アメリカ3泊4日を年2回行けば、2年でほぼ同等な金額になってしまいました。
思ったよりずっとお得かもしれません。渡航回数や滞在日数が増えればTripWiFiが割安なのは明らかですし、3年以上機種を買い替えずに使えばさらに差が出てきます。
とはいえ、レンタルWiFiには使い放題プランもありますので、先程もお伝えしたようにヘビーユーザーの方は違った答えになるでしょう。
ライトユーザーなら国内だけでも?
ライトユーザーなら国内プランだけでもお得に利用できるのではないでしょうか?
もう一度、TripWiFiの国内プラン料金を確認するとこのようになっています。
使い放題こそありませんが、7GBで1,980円は安いと感じます。
他社の長期契約で7GBプランを探してみると、GMOとくとくBBのWiMAX2+がありました。
月額3,609円で機種代は無料です。
単純に計算しても13か月目でTripWiFi(機種代含む)の方が安くなります。
やはりライトユーザーにとっては国内利用だけでもメリットが大きいようです。
他にも、スマホのデータ量が足りない時に500円だけ課金するといった使い方もできそうです。
TripWiFiの口コミ
ここまで料金システムを主に検証してきましたが、実際の使用感も大事です。
ストレスフリーにつながるのか、通信速度は納得できるものなのか、など実際に使った人の口コミをチェックしていきます。
東京都:40代男性
海外プランに1GB7日間しか選択肢が無いというのは残念です。選択肢が増えればもっと使いやすくなると思うのですが。でも料金が安いので仕方ないかなとも思います。
東京都:30代男性
海外プランのエリアの分け方が独特ですね。地域別ではないようで、隣の国が別プランだったりします。
千葉県:30代女性
間違ってチャージしたら返金されないので気を付けないと!チャージ残高に戻すことはできるらしいけど、現金には戻せないから「ご利用は計画的に」です。
(今後も口コミ情報を追加していきます)
東京都:40代男性
基本料金無料なのは最高です!毎日WiFiを使っているわけではありませんから。私は出張の時だけ使えれば十分なので、Trip WiFiの料金形態は気に入っています。
神奈川県:30代女性
旅行が趣味なので、今までは何度もレンタルWiFiを借りていました。ぶっちゃけ、めんどくさかったんですよね。Trip WiFiがあれば計画無しの自由な旅行を楽しめそうです!
東京都:30代女性
機械音痴な私には細かい設定とか無理~って思っているんですが、これはアプリで操作できるから私でも使いこなせそうです^^
(今後も口コミ情報を追加していきます)
口コミから分かったこと
良くない点としては、海外プランのパッケージが必ずしも自分にピッタリではないことしょうか。それでも料金設定が安いので大きなデメリットとも言えず、妥協の範囲内には納まっている印象です。
良い点としては、ひとことで言うと自由に使えるということですね。色々な使い方に対応できて、面倒な手続きがいらないので利便性は高そうです。基本料金無料であることと、アプリだけで完結できる手軽さがメリットになっています。
(口コミ情報を追加したら更新します)
料金や口コミからTripWiFiを評価
TripWiFiが損か得かは人によります。
海外での利用を前提とすれば、長期契約は必要ない、でもレンタルでは事足りない、という中間層に位置する人にベストな選択肢になることが分かりました。
データ使用量の面から見れば、ヘビーユーザーは使い放題プランがあるサービスを利用すればよいですが、ライトユーザーほどTripWiFiのメリットを体験できることになります。
料金面での評価は「人によっては最高の選択になり得る」です。
口コミではまだそれほど多くの情報は得られていませんが、基本料金無料だからこそ、無駄なく自由に使えることが分かりました。
また、利用者の手間を極限まで省いたシステムのおかげで、利便性は群を抜いています。
- レンタルと比較すると、予約・手続き・受け取り・返却などの手間がかからない
- 機種を購入してしまえば、あとはすべて自分で決められる
- 専用アプリで、いつでもどこでも自由にWiFiが使えるようになる
- 即日利用可能どころか瞬時にWiFiが利用可能になる
これらのことから総合的に評価すると「ライトユーザーにとっては、これ以上ない画期的なシステムで、利用する価値あり」です。
逆に、ヘビーユーザーだけはTripWiFiを買う必要が無いとはっきり言えるでしょう。
長期契約している人でも「海外に行くたびに設定が面倒」と感じているならTripWiFiを試してみても良いかもしれません。
購入してしまえばその後は手続き不要で、自分の自由に使える基本料金無料の課金システムが、様々な煩わしさから解放してくれます。
TripWiFiを検討するうえで知っておきたいこと
YouTube視聴 | 500分(8時間20分)の視聴が可能 |
LINEの送信 | 約50万回の送信が可能 |
ネット閲覧(例:Yahooトップページ) | 約4,339回の閲覧が可能 |
Gmailの送信(文字のみ) | 約204,800通の送信が可能 |
Google Mapの閲覧 | 約1,399回の閲覧が可能 |
音声通話 | 約55時間30分の通話が可能 |